前脛骨筋の働き
2014/3/17
前回は下腿後面の筋肉であるヒラメ筋を解説しましたが、今回は下腿の前面を走行する前脛骨筋を紹介します。
前脛骨筋の構造
前脛骨筋は脛骨の外側・骨間膜から起こり、第一楔状骨と第一中足骨底に停止します。
支配神経はL4〜S1深腓骨神経です。
脛骨の外側近位から走行する長い筋肉で、足背に向かい上の図の様に停止します。
前脛骨筋の作用
前脛骨筋が収縮すると、足関節を背屈させます。この作用は足関節においてこの筋肉が最も強く働きます。
また、足関節の内反や足関節のアーチ形成・維持にも働きます。
この筋肉は、目で確認するのも触診するのも簡単で、足関節を強く背屈させた時に脛骨前面に筋の収縮が確認できます。
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