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腰腸肋筋の働き

2014/4/19

腰腸肋筋は脊柱起立筋の中でも最も外側を走行する「腸肋筋」の一部です。腰腸肋筋は仙骨・腸骨といった骨盤を構成する筋肉と肋骨にかけて走行しています。

腰腸肋筋の起始と停止

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腰腸肋筋は仙骨と腸骨稜の内側から起こり、第7~第12肋骨の肋骨角に停止します。
支配神経は胸神経と腰神経です。

腰腸肋筋の作用

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腰腸肋筋が収縮すると、腰椎と胸椎の伸展に作用します。また片側が収縮すると側屈にも作用します。
腰腸肋筋は骨盤と肋骨に付着し、他の脊柱起立筋と共に腰椎・胸椎の安定に関与します。起始が仙骨部の為、他の組織の介在が少なく、仙骨部を触れるとその働きを確認する事ができます。