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胸最長筋の働き

2014/4/16

胸最長筋は脊柱起立筋の一部である最長筋の中で、最も筋長が長く仙骨から上部胸椎まで走行する筋肉です。

胸最長筋の起始と停止

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胸最長筋は仙骨と第1〜第5腰椎の横突起から起こり、主に腰部を支える内側と胸部を支える外側に分かれます。
内側は第1〜第3腰椎副突起に停止。外側は上方に走行し、全ての胸椎横突起と肋骨角に停止します。
支配神経は胸神経と腰神経です。

胸最長筋の作用

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胸最長筋が収縮すると、胸椎・腰椎を伸展させます。またその長い筋長から体幹の側屈や回旋にも作用し、腰部・胸部の運動には常に関与しているといえます。
また、他の最長筋と共に脊柱起立筋として胸部・腰部の安定にも働きます。