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中殿筋の働き

2014/3/3

前回の大殿筋の解説に続き、今回も殿部の筋肉である中殿筋の解説です。

中殿筋の構造

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中殿筋は腸骨の腸骨翼にある殿筋線・腸骨稜から起こり、大転子の外側に停止します。
支配神経はL2〜S4上殿神経です。

中殿筋の作用

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中殿筋が収縮すると、股関節の外転に作用します。また、腸骨から大転子の外側に付着する事から、大腿骨を内側に固定し、内旋の補助筋としても作用します。

この筋は大殿筋と比較すると面積は小さいですが、骨盤と大腿骨を固定する重要な筋肉です。特に歩行時、他方の脚が上がった時に股関節を固定し、骨盤が下がらない様に働きます。
この筋肉が低下や麻痺を起こすと「トレンデレンブルグ徴候」といった特徴的な歩行を示します。トレンデレンブルグとは上記の様に、歩行時中殿筋低下側の骨盤が下がり、殿部を側方に突き出した様に歩く歩行形態です。

大殿筋と中殿筋

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大殿筋と中殿筋の走行の違いは上の図の通りです。大殿筋は腸骨・仙骨・尾骨と骨盤を覆う様に付着しているのに対し、中殿筋は腸骨のみに付着しています。
大殿筋は一部、中殿筋は全て大腿骨に停止しますが、中殿筋の方が外側に向けて走行しているのが分かります。
中殿筋は大殿筋より上部に位置し、上殿神経支配。大殿筋は中殿筋より下部にあり、下殿神経支配となっています。

次回は小殿筋の解説です。

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