小殿筋の働き
2014/3/4
大殿筋・中殿筋に続き、殿部の筋の解説です。今回は中殿筋の更に深層に走行する中殿筋の解説です。
小殿筋の構造
小殿筋は腸骨の腸骨翼外側・前殿筋線と下殿筋線の中間から起こり、大腿骨の大転子に停止します。
支配神経はL4〜S2上殿神経です。
小殿筋の作用
小殿筋が収縮すると、股関節を外転させます。また骨盤と大腿骨を固定するため、補助的に股関節の内旋にも働きます。
この筋は中殿筋と走行も働きも支配神経もほぼ同じです。
中殿筋の方が表層にあるため、触診する事は困難です。
大殿筋と中殿筋と小殿筋
3つの殿筋の関係は上の図の通りです。
小殿筋を覆う様に中殿筋が走行しているのが分かります。いずれの筋肉も股関節の運動に関与する重要な筋肉です。