2014/2/17
前回に続き大腿四頭筋の解説です。今回は大腿骨前面から膝関節に付着する中間広筋の解説です。
中間広筋の構造
![tyuukannkoukin-6](http://therapistcircle.jp/wp-content/uploads/2014/02/tyuukannkoukin-6.png)
中間広筋は大腿骨体の前面から起こり、大腿四頭筋腱の一部となって脛骨粗面に停止します。
支配神経はL2〜L4大腿神経です。
中間広筋の作用
![image-3](http://therapistcircle.jp/wp-content/uploads/2014/02/image-3.png)
中間広筋が収縮すると他の大腿四頭筋と共に膝関節を伸展させます。この筋肉は大腿直筋の深層にあたり、走行は類似していますが、起始が大腿骨体の為、股関節の屈曲には直接作用しません。
大腿直筋と中間広筋
![image-1-7](http://therapistcircle.jp/wp-content/uploads/2014/02/image-1-71.png)
大腿直筋は図の様に中間広筋をおおう様に走行しています。大腿直筋の存在により、中間広筋を触診する事は困難です。