腸骨筋の働き
2014/3/6
今回は大腰筋と共に腸腰筋を形成し、姿勢調整に重要な働きをもつ腸骨筋の解説です。
腸骨筋の構造
腸骨筋は腸骨の内側から起こり、大腿骨の小転子に停止します。
支配神経はL2〜L4大腿神経です。
腸骨筋の働き
腸骨筋が収縮すると、大腰筋と共に股関節を屈曲します。また、股関節を僅かに外旋させる作用も持ちます。
股関節が固定された状態でこの筋肉が収縮すると、脊柱を屈曲させ、体幹の屈曲にも作用します。
大腰筋と腸骨筋
大腰筋と腸骨筋の走行は上の図の通りです。この2つの筋肉と小腰筋を合わせて腸腰筋と呼びます。
大腰筋は胸腰椎から起こり、小転子に停止。腸骨筋は腸骨から起こり、大腰筋と合流して、小転子に停止しています。
2つの筋肉が合流し、腰部・骨盤・大腿骨を協力に内側から支えているのが分かります。
次回は腸腰筋として詳しく解説します。