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腹直筋の働き

2014/3/27

今回から体幹の筋肉の解説です。今回は体幹の筋の中でも最も有名な「腹直筋」の解説です。

腹直筋の構造

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腹直筋は第5〜7肋軟骨から起こり、腹部の前壁を走行し恥骨結合・恥骨上縁に停止します。
支配神経はT5〜T12肋間神経です。

腹直筋の作用

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腹直筋が収縮すると、体幹の屈曲・胸郭の引き下げ・骨盤引き上げが起こります。腹筋運動をイメージすると分かり易いですが、全体として身体を丸める様に作用します。
骨盤と胸郭が固定された状態で腹直筋が収縮すると、腹腔内圧を高め、排便時や咳などの時にも強く働きます。