外腹斜筋の働き
2014/3/28
前回の腹直筋に続き、今回も腹筋と呼ばれる筋肉の一つ、外腹斜筋の解説です。
外腹斜筋の構造
外腹斜筋は第5〜12肋骨から起こり、一部は腸骨稜に、下部は鼠径靭帯や腹直筋に停止します。
支配神経はT5〜T12肋間神経です。
外腹斜筋の作用
外腹斜筋が収縮すると、体幹の屈曲に作用します。身体を同側の横に倒す側屈にも作用します。
またこの筋肉が片側に収縮すると、体幹を反対方向に回旋させる作用も持ちます。
その他にも、他の腹筋と共に腹圧のコントロールや排便時等にも収縮します。
この筋肉は呼吸にも関与し、特に努力呼気時には拡大した胸郭を縮める作用があります。
次回は内腹斜筋の解説です。