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大腿二頭筋の働き

2014/2/19

前回に続きハムストリングスの解説です。今回は外側ハムストリングスと呼ばれる大腿二頭筋の働きを解説します。

大腿二頭筋の構造

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大腿二頭筋は名前の通り、2つの走行を持つ筋肉です。大腿二頭筋は坐骨から起こる長頭と、大腿骨から起こる短頭に分かれています。

大腿二頭筋長頭

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大腿二頭筋長頭は坐骨結節後面から起こり、腓骨頭に停止します。支配神経は脛骨神経です。

大腿二頭筋短頭

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大腿二頭筋短頭は大腿骨粗面外側唇から起こり、長頭と共に腓骨頭に停止します。支配神経は腓骨神経です。

大腿二頭筋の作用

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大腿二頭筋が収縮すると、長頭は股関節の伸展と膝関節の屈曲・下腿の外旋に作用し、短頭は膝関節の屈曲と下腿の外旋に作用します。