大内転筋の働き
2014/3/12
今回も内転筋群の解説です。長内転筋や短内転筋と比較して、内転筋群の中で最も大きな大内転筋の解説です。
大内転筋の構造
大内転筋は坐骨下枝・坐骨結節下面から起こり、他の内転筋群と共に大腿骨粗線内側唇に停止します。
支配神経はL2〜L4閉鎖神経です。
大内転筋の作用
大内転筋が収縮すると股関節を強力に内転させます。この作用は内転筋群の中でも最も強く、歩行や様々な動作に活躍します。
特に、乗馬や格闘技など、大腿部で何かを挟む時に良く収縮を確認する事ができます。
3つの内転筋
内転筋群を図示すると上の図の通りです。
大内転筋は最も強い内転作用を持ちますが、坐骨から起こるため、股関節の屈曲作用は持ちません。