胸腸肋筋の働き
2014/4/18
胸腸肋筋は脊柱起立筋群の中で、最外側を走る腸肋筋の下〜上胸部分です。他の腸肋筋と共に脊椎の安定と運動で関与します。
胸腸肋筋の起始と停止
胸腸肋筋は第7~第12肋骨の肋骨角から起こり、第1~第6肋骨の肋骨角に停止します。
支配神経は胸神経です。
胸腸肋筋の作用
胸腸肋筋が収縮すると、胸椎の伸展に作用します。また、片側的に収縮する事で、胸椎の側屈にも作用します。直接胸椎に付着する筋肉ではありませんが、全ての肋骨に起始と停止を持つ事で、肋骨を介して胸椎の運動に関与します。
走行自体は脊椎よりもかなり外側にあり、肩甲骨の下を通る筋肉です。