大腿直筋の働き
2014/2/12
前回大腿四頭筋の働きを解説しましたが、今回から大腿四頭筋の4つの筋肉を解説していきます。始めに解説するのは大腿四頭筋の最前面にある筋肉、大腿直筋です。
大腿直筋の構造
大腿直筋は下前腸骨棘から起こり、脛骨粗面に停止します。前回解説した様に膝蓋骨を経由して最終的には大腿四頭筋腱へと移行します。
支配神経はL2〜L4大腿神経です。
大腿直筋の働き
大腿直筋が収縮すると、股関節を屈曲させます。また膝関節では伸展に作用します。この筋肉の収縮を確認するのは非常に簡単です。座位で膝を伸ばすと大腿部前面にこの筋肉の収縮を触知する事ができます。
大腿直筋は二関節筋
大腿直筋は股関節と膝関節にまたがり走行している為、二関節筋と呼ばれます。他の大腿四頭筋は全て大腿骨から起こり、膝関節の動きにしか作用しない単関節筋です。
二関節筋は他に上腕二頭筋・上腕三頭筋・腓腹筋などが挙げられます。