大腿四頭筋の働き
2014/2/10
前回まで上肢や頭部顔面の筋を解説してきましたが、今回から暫く下肢の筋肉の解説をします。
今回は大腿部に付着する大きな筋「大腿四頭筋」の解説を行います。
大腿四頭筋の構造
大腿四頭筋は名前の通り大腿部に付着する4つの筋肉の総称です。股関節と膝関節にまたがる二関節筋で、大きな運動を行う筋肉の為、その筋力も強大です。
大腿四頭筋は大腿直筋・内側広筋・外側広筋・中間広筋の4つの筋肉からなっています。
支配神経は大腿神経です。
大腿四頭筋腱と膝蓋靭帯の形成
大腿四頭筋は大部分が腱となって膝蓋骨をつつみ、膝蓋靭帯となって脛骨粗面に停止します。骨と連結しない膝蓋骨は大腿四頭筋の収縮と共に動く事で、膝関節の運動に関与しています。
次回から大腿四頭筋の4つの筋肉を一つ一つ解説していきます。