顎舌骨筋の働き
2014/1/14
今回は舌骨上筋群の一つである顎舌骨筋の解説です。
顎舌骨筋の構造
顎舌骨筋は下顎骨体の顎舌骨筋線から起こり、舌骨体の顎舌骨筋線(顎舌骨筋縫線)に停止します。
支配神経は三叉神経の枝である顎舌骨筋神経です。
顎舌骨筋の作用
顎舌骨筋が収縮すると、前上方に舌骨を挙上させます。また舌骨固定時にこの筋肉が収縮すると下顎骨を後下方に引き下げる開口筋としても作用します。
走行的に類似する顎二腹筋の前腹とオトガイ舌骨筋と協調して働きます。
口腔底の形成
顎舌骨筋は下顎骨と舌骨を板状に結び、顎と舌骨を強力に支持しています。その為オトガイ舌骨筋とともに口腔底を形成する筋としても知られています。